損益分岐点分析では目標利益を加えて考える

 損益分岐点は売上と費用が同額になる売上高のことです。損失と利益の分岐点です。

 

費用には売上に関わらず一定の固定費と、売上が増えれば比例して増加する比例費があります。例えば、正社員の基本給・水道や電気の基本料金・建物や設備の賃借料などは売上にかかわらず支払わないといけないので固定費です。商品の代金・材料の代金・外注加工費などは売上がなければ発生せず、売上が増えれば増える比例費です。

 

損益分岐点分析で注意しないといけないことがあります。

損益分岐点分析では「1」のように損益分岐点を求めることが多いです。固定費を20とし、限界利益率を0.5(100の売上で比例費は50)とした例では、損益分岐点は40になります。

計算は、「損益分岐点=固定費÷限界利益率」です。

 

この場合、売上高40であれば満足という誤った感覚を持ちがちです。損益トントンでは事業は継続できないので利益を含めた損益分岐点を意識することが必要です。例えば、目標利益を10として固定費に加算するなら、損益分岐点は60になります。

 

また、営業利益までを意識すると営業外の費用を忘れがちです。借入金があるなら支払利息を固定費に含めておきます。また、借入金の返済を約束しているなら、その返済額も固定費に加算します。そのうえで、目標とする利益を考慮して損益分岐点は決めます。

 

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