大国の指導者が起こす蛮行(愚行)によって地球温暖化対策は逆戻りしています。
ヨーロッパが猛暑に襲われています。BBCニュースで、イギリス・ロンドンの気温は34℃を超えて、週末のイベントは中止になった。スペインでは38℃、ポルトガルでは40℃を超えた地域があり、冷涼なはずの北アイルランドでも25℃を超えているということ。

猛暑をはじめとした異常気象=気象の激甚化は、温室効果ガスの排出による地球温暖化によって引き起こされています。
世界中で、これに疑問を持つ人はごく少数でしょう。大国の指導者も本心では理解していると思いますが、政治的な意図から明言を避けています。
世界で1年間に放出される温室効果ガスは約350億トンです。中国が115億トン、米国が45億トン、インドが28億トン、ロシアが18億トン、日本が9億トンです。
温室効果ガスの排出を減らすことには、直接的なメリットはあまりありません。むしろ、手間が掛かったり、コストアップになるので、デメリットがあるとも言えます。
温室効果の被害自体は、地球規模です、日本を含めて世界の国々の政府、企業、個人、どのレベルでも、自身が単独で脱炭素を進めたとしても温暖化を止める十分な効果はないと考えます。また、温暖化を止めても自国に特に有利になるわけでもありません。
このため、脱炭素化の動きは未だに定着せず、温室効果ガスの排出量は増加を続けています。
日本全体で再生可能エネルギー(水力発電を除く)による温室効果ガス排出抑制は、現時点では年間で6千万トン程度です。今後の政策次第ですが、メガソーラーの新たな設置が困難なこともあって1億トンに届くことは難しいでしょう。
産業革命以降、人類が放出した温室効果ガスの総量は2兆5000億トンです。これに年間350億トンの新たな放出が加わります。排出総量が2兆8000億トンで止まった場合に、地球の気温上昇は1.5℃で均衡すると試算されました。もはや、このシナリオの達成は不可能でしょう。
温室効果ガスの排出総量が3兆3000億トンでは2.6℃、3兆7000億トンでは4.5℃、4兆2000億トンでは7.0℃、4兆4000億トンでは8.5℃の温度上昇という試算です。
人類が地球上に生存できる限界はどこにあるでしょうか?
