憲法記念日です。憲法改正に取り組もうという雰囲気が少し見えてきました。
日本国憲法は日本が連合国による占領下にあった80年前につくられています。当時の日本は独立国ではなく、領土も領海も持っていませんでした。憲法がいまの時代に適合していないことは明らかです。解釈改憲を繰り返してきた結果、その文言は若い世代の人には全く理解できない歪なものになっています。

憲法では第9条についての議論が賑やかですが、それ以外の条文でも多くの課題があります。先ずは第1条です。
憲法第1条
天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。
話題になるのは「日本国民の総意」です。日本に極端な政権が誕生して、国民投票をおこなったとします。投票の仕方はいろいろありますから、過半数の国民が天皇の地位を否定する結果もあり得ます。その場合には、天皇は日本国民統合の象徴ではなくなるのか?という議論です。某政党は、天皇の地位をこの文書のままに説明しています。
これに対して「国民の総意」とは、現存する国民のみの意見のことではなく、過去・現在・未来の日本国民の総意であり、国民一人ひとりの意見のことではない、というのが憲法制定当時からの説明です。憲法は第1条ののっけから判じ物みたいです。
