取引先からの通知に「フォースマジュール宣言」が頻出しています。
フォースマジュール、Force Majeure フランス語です。日本語では「不可抗力」と訳されます。地震・洪水・台風などの自然災害、戦争・暴動・ストライキなど人的な出来事、いずれにせよ予測や制御のできない外的事由全般を指します。

取引契約でフォースマジュールが原因で契約の履行が出来ない場合に、責任が免除されるという条項(不可抗力条項)が付与されている場合があります。
今回の中東情勢に対して、取引先がフォースマジュールを宣言して、約束していた納品をしないとか、取引条件を一方的に変更するようなことが起こっています。
もちろん、現状が契約不履行を容認できるフォースマジュールに該当するのかは、ケースバイケースと思います。
クェート石油公社が約束した原油輸送ができないので、フォースマジュール宣言を発出するのは納得せざる得ません。
一方で、大手石油化学メーカーが早々にフォースマジュール宣言をしているのは、少しどうなのか?という感想を持ちます。業界は異なりますが、フォースマジュール宣言が乱発された新型コロナ禍から時間が経っていないので、ハードルが下がっているなんてことはないでしょうか?
