やさしく、深く、広く わかりやすい浄土真宗

全国的にも仏教の宗派では浄土真宗が最も優勢です。なかでも、山口県と広島県では浄土真宗の方が多いです。広島は安芸門徒として有名です。

 

日本の伝統仏教の信者は全部で4500万人ほどです。このうち浄土系の信者は2150万人です。浄土宗が650万人で浄土真宗が1500万人。浄土真宗は門徒770万人の浄土真宗本願寺派(西本願寺)と、同じく680万人の真宗大谷派(東本願寺)に大きく分かれています。山口県や広島県(主に安芸)は本願寺派が多いです。

 

蓮如上人
蓮如上人

浄土真宗は法然(1133~1212)が開いた浄土宗を、親鸞( 1173~1263)が発展させたものです。

浄土真宗の法要では僧侶が御文章を読み上げます。御文章は、浄土真宗の八世蓮如(1415~1499)が記した信者での手紙です。150通ほどの手紙があるそうですが、なかでも、白骨の御文章は特に聴く機会が多いです。

 

「されば朝は紅顔ありて、夕には白骨となる身なり。すでに無常の風きたりぬれば、即ち二つの眼たちまちに閉じ、一つの息ながく絶えぬれば、紅顔むなしく変じて、桃李の装いを失いぬる。」

 

五木寛之が、法然は「大事なことを やさしく行う」ことを教え、親鸞は「やさしいことを 深くきわめる」ことを説き、蓮如は「深いことを 広く伝える」ことに努めたと言っています。やさしく、深く、広くで、わかりやすいのが浄土真宗の特長です。