省エネセミナーの講師をしました。イラン情勢にも少し触れました。
資料スライドに2枚ほど追加しました。ある業界のオーナーさん向けセミナーだったので、イラン情勢によって、これから起こるかもしれない経営面での影響についてです。日本の原油輸入が、その95%を中東に依存している。さらにその輸送ルートのほとんどがホルムズ海峡を通過しているので、この情勢が長期化すると深刻な問題になります。
ちょっと視点を変えて、左上のグラフを見てください。日本の原油輸入量は1994年の17億バレル超をピークとして、この30年間は一貫して減少しています。現在は年間9億バレルを下回る輸入量です。ほぼ半減です。
日本では原油備蓄がおよそ254日分もあるので当面の原油供給に心配はないと説明されています。但し、この計算がよくわかりません。日本の石油備蓄量は4.6億バレルと公表されているので、輸入量から考えると190日分?のようにも見えます。製油所などの運転在庫やオンシップの在庫を含めて250日分?ということでしょうか。
原油備蓄量は日数では年々増加します。例えば、10年前の2016年2月に備蓄量は今より44日分少ない210日分でした。しかし実数では、5.5億バレルでしたから、今より0.8億バレルも多かったのです。分母である石油消費が減ったので備蓄日数が伸びています。
つまり、エネルギー安全保障に最も効果があるのは、石油を使わない社会です。その一つの解が省エネであることは言うまでもありません。
