負けに不思議の負けなし。第51回衆議院議員選挙

九州国立博物館で特別展「平戸モノ語り」が開催中です。 

 

【公式サイトより】江戸時代、平戸藩主であった松浦家。個性豊かな藩主の中でも、とりわけ「キャラが濃い」松浦静山と熈(ひろむ)の親子にスポットを当てた、「モノ」から見る2人の物語。静山の収集品や熈が守り伝えた伝来品から、2人の情熱やその背景に迫ります。鑑賞するだけではない、モノに込められた想いを感じ取っていただく展覧会です。

 

九州国立博物館 平戸モノ語り
九州国立博物館 平戸モノ語り

父の松浦静山は江戸後期に財政逼迫していた平戸藩を立て直したことで名君の誉れ高い人物です。

 

有職故実に詳しく、歴史に学んで冗費を削減し、組織を簡素化し、出自にこだわらず有能な人材を登用しました。農民に最新の農機具を貸与することで生産性向上をはかるなど、新しいアイディアも取り入れました。 

 

45歳で家督を熈に譲った後、江戸時代後期を代表する随筆集「甲子夜話(かっしやわ)」を20年間に渡って書き続けました。江戸時代の世相や風俗が現代に知られていることに、静山の甲子夜話の功績は大きいです。

 

甲子夜話に、野村克也監督がしばしば引用した静山の有名な言葉があります。

「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」

静山は「道を遵び、術を守るときは、其の心が必勇ならずと雖ども勝ち得る。道に背き、術に違へれば、然るときは其の負け疑ひ無し。」と書いています。

 

衆議院議員選挙の高市自民党の大勝ちは不思議ですが、立憲民主党の大負けは必然だったように思います。野田代表の「万死に値する」という発言もわかります。

中道という道が立憲の道に背いていたこと、小選挙区比例代表並立制という選挙制度へ臨む術を違えたことで、負けは必然だったようです。