食料品物価の高騰と消費税減税に選挙の争点が絞られているようですが、足下はバブル景気のような印象です。
バブル崩壊を経験したのは30歳になる前のことです。日銀の金融緩和で市場に資金が過剰供給され、株式投資ブームで株価は4万円近くになり、東京の不動産価格は急騰してマンション購入には年収の10倍が必要となりました。誰もが株価も地価も上がり続けると思っていました。

この幻想(バブル)は、1990年の年初に突然のに崩壊しました。僅かの期間で、株価は1/4になり、地価は1/2になりました。
バブルに隠れていた金融機関の不正融資があからさまになり、長銀や北海道拓銀、住専、山一證券、三洋証券などが相次いで破綻しました。
現在、株価は5万円を超えてさらに上昇しています。東京のマンション価格は1989年当時の2倍を超えてきました。選挙戦では、GDP1000兆円を達成すると景気のよい公約が飛び交います。
もちろん、1990年当時と現在ではあらゆる情勢や条件が異なるのですが、冷静に判断することが大事です。経済バブルというものは、何かのきっかけ(ときには、取るに足らないような些細なことでも)があれば崩壊することがあります。
