歯車の注文が増えてきているということ

歯車の注文が増えてきたということです。工作機械の製造が増えているのでしょうか? 

 

昔のことです。「会社の歯車になんかなりたくない!」って格好つけてた若者に、先輩社員が「歯車がなければ機械は動かないけど、会社はお前がいなくても動く」と応えました。会社の歯車になるためには、まだまだ一生懸命に努力しなければなりません。

 

レオナルドダヴィンチのノート(歯車)
レオナルドダヴィンチのノート(歯車)

歯車がいつ発明されたものなのかはわかりません。文字の無い時代から、歯車のようなものはあったようです。

紀元前4世紀にアリストテレスが著した「機械学」には、歯車に関する記述があります。右の絵は15世紀にダヴィンチが記した歯車に関するスケッチです。

 

歯車は動力を伝達する優れた仕組みです。よく見かける円形の平歯車だけではなく、はすば歯車ややまば歯車、オーバル流量計でつかわれる非円形歯車などさまざまです。円筒状の平歯車と板状の歯車を組み合わせたラック&ピニオン、平歯車とウォーム(ネジを切ったシャフト)を組み合わせたウォームギアなど様々な仕掛けがあります。

 

現場から離れて久しいので、ただいまの現状はよく知らないのですが、歯車のトラブルは凄く減っているように思います。私たちが働き始めたころの機械故障では、歯車が原因になることが多かった記憶です。それが年々減ってきました。

 

工作機械や自動車などで使われる歯車の動きは年々高速化し、且つ複雑化してきています。それでもトラブルが減っているのは、機械加工の精度が向上したことや、材料の強度や耐摩耗性が高まったことが要因だと思います。ものづくりの神は細部にこそ宿ります。