国の統計では風呂で溺死した人は昨年1年間で7800人ほどです。
溺死を含めて、入浴中になくなる人は年間2万人ほどと推計されています。そして、そのうち1500人ほどが温泉や銭湯などの温浴施設で亡くなっているそうです。また、亡くならないまでも、温度差から血圧が急変して意識を失って転倒するようなケースも多いです。

こうした入浴中の事故は圧倒的に冬場に多く発生しています。今の時期は、特に注意が必要です。
市内の温浴施設の方に話を聞いたところ、年に数件ですが浴室内で倒れたり、動けなくなる人がおられるそうです。なかには、浴槽のなかで意識を失った人もあるとのこと。
その施設では、ほぼ全ての従業員に普通救命講習(心肺蘇生・AED・異物除去など)を受講させており、各シフトのリーダーは上級救命講習(+乳幼児救急、外傷手当、止血法、保温法、体位管理、搬送法など)を修了しているそうです。施設にはAEDも配置されています。
苦労していることは、従業員の多くが女性であることです。浴槽内で成人の方が倒れると、引き上げるのに苦労することから、男性従業員が援助できる体制を維持するのは少々大変なようです。
まぁ、利用者としては、急激な温度変化を避けるとか、水分を適度に補給するとか、極端な長湯はしないとか、ご迷惑をお掛けしないように心がけましょう。
