1円玉が使えなくなる日はそう遠くない

11月12日にアメリカ造幣局での1セント硬貨の製造が終了したということです。

 

1セント硬貨が使えなくなるのではなく、もう製造しないということです。アメリカ政府は市中には3000億枚の1セント硬貨がある(実際は1000億枚という説もある)ので、取引・流通には支障が無いと判断したようです。1セント硬貨1枚つくるのに4セント掛かること、キャッシュレス化が進んで硬貨の需要が減っていることが廃止の理由です。

 

1円玉
1円玉

日本では1円玉の製造は継続されていますが、年間製造が50~100万枚、つまり50~100万円分とごく少量です。少量であっても作るのを止めない理由がありそうです。

 

硬貨で最もたくさん製造されているのは500円玉で約3億5千万枚(1750億円分)、2番目が10円玉の1億5千万枚(15億円分)です。 

1円玉1枚の製造コストは約3円、500円玉1枚は約20円です。1円玉は原価倒れですから、たくさん作るわけにはいきません。

 

年間100万枚で困らないのは、日本でおよそ350億枚の1円玉が市中で流通しているからです。自分の財布をみると、6枚の1円玉がでてきました。一番古いのは昭和42年、新しいのがが平成7年です。令和どころか、平成の後半に製造された1円玉もありません。 

 

さらに、カナダ、オーストラリア、スウェーデンなどではm¥、少額硬貨の製造だけでなく流通も終了しています。例えば、1セント硬貨の流通を廃止して取引は5セント単位に四捨五入(あるいは切り上げ)するといった手法です。

 

日本で1円未満の硬貨(50銭効果や、10銭硬貨など)が廃止されたのは1953年のことです。1円玉の製造や流通もそろそろ終わるのかも知れません。