NHK「静岡の竜巻”国内最大級の規模と推定”気象庁」という記事です。「日本版改良藤田スケール」の「3」に相当する竜巻だったそうです。
竜巻の規模を示す「藤田スケール(Fスケール)」は、竜巻博士で有名な藤田哲也博士が提唱したものです。1971年にシカゴ大学の教授だった藤田が、主に米国での竜巻被害の規模を基にして提唱しました。竜巻の強さをF0からF6までの尺度で示していて、世界で広く使われています。

Fスケールは米国で考案されたもので、被害指標が住家、非住家、ビニールハウス、煙突、アンテナ、自動車、列車、数トンの物体、樹木の9種類になっています。
日本の実情に合わないところもあるので、気象庁では2016年から「日本版改良藤田スケール(JEFスケール)」を使用しているのだそうです。
JEFスケールは竜巻の強さをJEF0からJEF5までの6段階の尺度で示します。9月5日の静岡県牧之原市の竜巻はJEF3に相当するとの判定です。日本ではJEF4と5の竜巻は過去に観測されていないので、国内最大級となります。
米国など大陸の国に比べて、竜巻の規模や被害が少ない日本ですが、これまでにJEF3の竜巻が12回(今回の静岡県が13回目)観測されています。
2006年11月7日の北海道佐呂間町では死者9名、1999年9月24日の愛知県豊橋市では負傷者415名・住宅全半壊349戸など、大きな被害が記録されています。今回の静岡県牧之原市の竜巻では、今のところ負傷者89名・住宅全半壊119戸が報告されています。
山口県では1999年9月24日午前8時頃に、小野田市(現:山陽小野田市)西高泊で台風18号の襲来に伴ってJEF2規模の竜巻が発生し、負傷者13名・住宅全半壊80戸の被害がありました。上の豊橋市の竜巻は同日の11時頃に発生しています。同じ台風18号がもたらした竜巻です。

