新しい地層が下にある 秋吉台の不思議

新しい地層が上にあり、古い地層が下にあるのが普通ですが、秋吉台では逆転が見られます。

 

このホームページの背景は秋吉台の冠山です。このあたりでは地層の逆転がわかるところが、いくつもあるそうです。秋吉台を構成する石灰岩は、約3億4千万年前に太平洋の真ん中あたりで形成された生物礁が形を変えたものです。生物礁は太平洋プレートの移動に伴って8千万年ほど西へと運ばれ、ついに約2億6千万年前に大陸プレートに到達します。

 

付加体
付加体

最初に大陸プレートの到達した生物礁が石灰化するなか、次に到達した生物礁はその石灰岩の下に潜り込んでいきます。こうして古い地層の下に、新しい地層ができるわけです。

 

これを付加体というそうですが、その後の地殻変動によって隆起していったことで秋吉台が造られたということです。

※学問的な正確性はよくわかりません。

 

最近の研究では、秋吉台の地層の逆転は付加体現象だけでは説明できないことが分かってきているそうです。理屈はよく理解できませんが、巨大海底火山の噴火だとか、地球の歴史を変えるほどの何かの変化が関係しているともいわれます。

 

☞ 「秋吉台国定公園」 ここは地球の息吹を感じる場所

☞ 「Mine秋吉台ジオパーク」

 

とても不思議な秋吉台です。見学に、おいでませ山口へ!