道の駅豊北は人気の角島大橋最寄りの施設で、G.W.には大変な人出だったそうです。
道の駅豊北のレストランで人気のメニューがしらす丼です。山口県の北部沿岸を北浦といいますが、昔から北裏産のしらすは栄養豊富で美味しいと評判です。釜揚げしらすに生卵の黄身をトッピングしたしらす丼は絶品です。しかし、近年はしらすの漁獲量が減ってきているそうですから、ちょっと心配です。
山口県は瀬戸内海側と日本海側に分かれます。しらすは瀬戸内海側でも日本海側でも漁獲量が減少しています。
瀬戸内海側のしらす漁獲量の減少は地球温暖化による海水温の上昇が原因ではないかと、考える方が多いようです。
一方で、日本海側のしらす漁獲量の減少は、地球温暖化が原因とは言えないようです。
しらすはカタクチイワシの幼魚です。色素が育っていないので白いのです。
少し大きくなると色素が沈着してきて、煮干しや田作りに使われる稚魚になります。もっと大きくなって成魚（最大で15～20㎝）になると、そのまま炒めたり唐揚げにしたり、目刺とかアンチョビになります。
山口県の北部でしらすが減っているのは、対馬海流を上ってくるカタクチイワシの数が減ってきている可能性があるようです。カタクチイワシは回遊魚ですが、山口県に来るまでには、中国、韓国、日本の九州の漁師さんがいます。中国や韓国の漁獲量が増えているようです。
カタクチイワシはEPAやDHAを豊富に含んでいることで知られます。また、カルシウムや鉄、セレンなどの含有量も多いそうで、栄養機能に富んでいます。今はまだ、しらすが無くなるとまで深く心配するには至らないようです。
北浦のしらす丼を食べに、おいでませ山口へ！