公民館のエアコン室外機が無くなった

地区の公民館のエアコン室外機が盗まれました。

 

金属泥棒のニュースはよく聞いていましたが、何故か身近で起こるとはあまり思っていませんでした。地方の公民館というのは、何かの集まりがあるとき以外は無人です。空調機の室外機は建物の裏手にあるので、盗むのはとても容易いことです。

 

金属盗 統計
金属盗 統計

警察庁の統計では2020年に年間5千件ほどだった金属盗は、2024年には4倍の2万件を超えています。

主に銅(特にケーブル)がよく狙われています。銅価格は鉄やアルミと比べてもともと高価なうえに、この間に2倍に値上がりしているからです。

 

基本的なこととして、資源の有効活用が求められるなか、金属スクラップの価格は上昇をしていきます。金属盗が増える背景がしっかりあるというわけです。

 

公民館のエアコンでしたら、生命に係わるとか、たちまち生活に困るとかではありません。しかし、事業者の場合は時と場合によっては重大な損失を招く可能性もあります。

 

資材としての銅線を屋外に保管している事業者もあります。太陽光発電のケーブルは盗難の対象にしばしばなります。空調機器や給湯機器の盗難も増えています。グレーチングやマンホール、レール、銅製看板なども危ないです。

 

自主的な防犯対策を検討しておくことが必要です。