山口県は安全だけど、ときには警戒心をオンにしよう

闇バイトで集められた首都圏の少年たちが、山口県で強盗予備容疑で逮捕されました。

 

このところ、山口県内でも物騒な事件の報道が目立っています。この背景には、山口県がもともと治安がよいということがあるような気がします。庭先で作業をするとか、ちょっと近所にお使いにいくとかの場合には、玄関に施錠しない家庭もたくさんあります。一人暮らしの家庭も多いですし、隣家との距離もそこそこあるので声も届きにくいです。

 

都道府県別治安の目安(ALSOKサイトより)
都道府県別治安の目安(ALSOKサイトより)

ALSOKのWebサイトから、2022年の都道府県別の治安の目安をお借りしました。

山口県は全国のなかでも有数に治安がよいという評価です。

☞ 2016/01/15

犯罪が少なく、犯人がすぐ捕まる 山口県

 

犯罪に遭遇する確率は、最も高い大阪府と比べて1/3です。1位は秋田県、2位は岩手県で、山口県は9位です。

犯罪が検挙される確率は、やはり最も低い大阪府の2.5倍です。1位は山形県、2位は鳥取県で、山口県は7位です。

 

山口県は治安がよいことの裏返しで、県民に犯罪への警戒心が薄いということが指摘されています。世帯人数が減り、周辺人口の減少が続いていることもあります。警戒心のオンとオフをうまく切り替えることも大事なようです。

 

自らが犯罪の被害者になるのは困ります。加えて、深い思慮もなく闇バイトに応募して、犯罪に手を染めてしまい、人生を棒に振るような少年が出てくるのも心が痛いです。

適切な警戒心を持って、防犯に心掛けたいところです。

 

※ 大きなお世話かも知れませんが、関西万博を来年に控えていることもあり、国として大阪府の治安改善には本腰を入れる必要があると思います。