ビールは1杯目が美味い。飲み放題なら何杯飲みましょうか?

暑くなってきました。最初の一杯のビールは実にうまいです。大満足です。

 

飲み放題のビアガーデンで、ビールも2杯目・3杯目と進むにつれて、味はよくわからなくなります。5杯目くらいになると、仮に第三のビールとか発泡酒とかに変わっていても、味やのど越しでは区別がつかないように思います。ちょっとオシャレなケーキバイキングでも、最初のケーキが一番美味しいと感じます。2つ目・3つ目までは違う味を楽しめても、5つ目くらいになると・・。 

 

ビール
ビール

これは、「限界効用逓減の法則」と言われるものです。

財1単位の増加から得られる効用すなわち限界効用は,その財の保有量 (消費量) が増加するに伴って低下していくという法則。

発見者の名にちなんで「ゴッセンの第一法則」と呼ばれます。

 

飲み放題や食べ放題ならば、満足度は下がっていっても、マイナスにさえならなければ満足度の総量は増えていきます。ビールの5杯、ケーキの5つくらいはいけるかも知れません。しかし、食べたり飲んだりするには身体能力の限界がありますし、時間の限界もあります。

 

仮に、真夏の夕方、一杯目のビールの価値が2000円分とします。2杯目は1000円、3杯目は600円、4杯目は300円、5杯目はゼロ、6杯目はマイナス300円、7杯目はマイナス600円とすれば、飲み放題ならば5杯目まで飲む人はいるでしょう。しかし、ビール1杯750円だったら、多くの人は2杯でやめて、飲兵衛でも3杯飲んだら終わります。

 

「限界効用逓減の法則」は、経済学の基本法則でビールやケーキだけでなく、あらゆる財に対して成立します。消費者に販売しない、工場で使う生産機械や原材料でも、店舗の陳列ケースや什器類でもです。

 

また、この法則の反対で「限界非効用逓増の法則」も成り立ちます。マイナスの効用の場合はその量が増えるにしたがって限界効用が増加していきます。

例えば、30分の残業なら残業代は気にならなくても、1時間もするなら1000円は必要です。2時間なら2000円で良いかというと、3000円じゃなければやりたくありません。3時間も残らなきゃいけないなら、5000円でも割に合わないと感じます。

 

経営者さんは常に気を配らなければなりません。