カジノを含む統合型リゾート計画が承認

大阪のIR整備計画が国の承認を受けたという報道です。

 

大阪湾の埋立地、舞洲に1兆0800億円を掛けてカジノを含む複合観光施設を建設するというプロジェクトです。2029年下期に開業する予定で、年間来訪者2000万人、年間売上高はカジノが4200億円、その他1000億円で合計5200億円、純利益が750億円とされています。雑な話ですが、1人当り2.6万円を消費するという計画です。

 

関西万博とカジノIR予定地の夢洲
関西万博とカジノIR予定地の夢洲

舞洲ではカジノIRに先駆けて、2025年に関西万博が開催されます。184日間で2840万人が来場するという見込みです。整備費は1850億円と予想されていますが、実際はもう少しかかるようです。一方で、具体的なことはわかりませんが、万博が終わっても恒久的に残る施設はあると思います。 

 

舞洲はもともと干潟だった場所に1970年代にごみ処理のために埋め立てがはじまった人工島。1983年に舞洲に「国際情報都市」を建設する計画が、1988年には「テクポート大阪」計画ができたがバブル崩壊でとん挫した。2008年には大阪五輪を招致して選手村とした後、住宅とする案ができたものの失敗した。いつしか、負の遺産と言われるようになっていた。

 

2013年に維新の会が議員立法としてIR推進法案を国会に提出した。維新と接近したい自民党が支持した(公明党を含むその他の政党は基本的には不支持)ことで、2016年にIR推進法は成立した。これに関連して、2014年に大阪府と大阪市に関西経済界が参加した舞洲まちづくり協議会を発足させた。2017年には、舞洲で2025年に関西万博を開催するという計画が正式にきまり、地下鉄や道路などのインフラ工事がおこなわれている。

 

さて、このIR計画がうまくいくのか、いかないのか?行く末には注目ですが、考えてみましたがよくわからないというのが結論です。

まぁ、何かとまだまだ追加でお金がかかりそうですが、万博には計画(2840万人)を超える人が押しかけそうな気がします。カジノにも自国のカジノに行きづらい中国や韓国などの富豪がやってきそうです。おカネの匂いだけはプンプンしますから、大阪にはよい計画なんだろうと思います。