うどん発祥の地は博多。諸説あります

山口県では最大級のショッピングモール「おのだサンパーク」の公式アンバサダーは岡澤アキラさんです。

 

岡澤アキラさんは、福岡県と山口県で活躍しているローカルタレントさんです。岡澤さんはTNC(テレビ西日本)「ももち浜ストア」のMCなどをしていますが、地域のうどん店を探訪する「うどんMAP」が評判を呼んで、九州のうどん王子として知られています。博多華丸大吉さんなども、番組で福岡県のうどん店巡りをしていて、うどんブームになっています。

 

おのだサンパーク・岡澤アキラ
おのだサンパーク・岡澤アキラ

なんで、うどん?とちょっと不思議だったのですが、福岡・博多が日本のうどんの発祥の地なんだそうです。

博多の承天寺という古いお寺の境内に「饂飩蕎麦発祥之地」という石碑があります。饂飩(うどん)だけでなく蕎麦(そば)も博多が発祥というわけです。

 

要するに、大陸から朝鮮半島を経由して麺類の文化が九州に到達したということなんだろうと思います。

 

小麦の栽培は中央アジアの高原地帯で1万年以上前にはじまっていたそうです。小麦は粉食の穀物ですが、7500年以上前に人が小麦を粉砕していた証拠があるそうです。初期の粉砕は盤と棒でおこなっていましたが、2500年前には現在と同じ原理の石臼が使われはじめています。日本書紀(西暦610年)に高麗から石臼がもたらされたという記録もあるそうです。

 

小麦を麺にしたうどんですが、最初はうどんの生地を手で延ばして細くしていたようです。つくり方としては、手延べうどんや素麺のような感じです。現在のうどんは、生地を麺棒で延ばして、切ってつくるのが主流ですが、最初に切り麺をつくったのがどこの誰だったのかはよくわからないようです。

 

福岡県や山口県のうどんは、讃岐うどんなどと違って、柔らかくてコシが無いのが特徴です。このフワフワ食感が時代にあっているのか、アキラさんや華丸大吉さんの力なのかわかりませんが、福岡・山口のやわらかうどんの認知度が全国的に高まっているように思います。