法人企業が評価されるのは収益性と社会性の二つの側面です。どちらが欠けてもいけません。
個人には寿命がありますが、法人には寿命がありません。適切な経営をおこなえば、永遠に生々発展することができます。優れた法人企業とは継続企業の前提を損なうことなく、持続可能な経営をしている企業です。極論ですが、永く続く会社をつくる(あるいは、つなぐ)経営者が優れた経営者だと思います。
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収益性は「効率×効果」で表されます。
効率は割り算で、アウトプット÷インプットです。より小さい資源の投入で、より大きな製品やサービスを産出するということです。資源には、ヒト・モノ・カネ・情報がありますが、時間を加えてもいいでしょう。
効果は産出された製品やサービスから得られる利益のことで、受け取った顧客に与える便益の大きさと同じです。
会社は収益性が高いだけでは永く続くことができません。もう一つ重要なのが社会性です。法人である企業には様々な利害関係者が存在します。そのかかわりの中で生きている企業は、社会や公共にとって役に立つ存在でなければなりません。
企業の社会的責任とかSDGsとか、大上段に構える必要はなく、経営者が・組織が、それを常に意識しているかどうかだと思います。「おかげさまで」の感謝の心を持つことが大事です。会社の気持ちを高価なお礼の品で表すことも要りません。ワールドカップサッカーの日本サポーターの行動が模範です。