コロナ禍で冷凍食品の利用が増加しています。日本冷凍食品協会調査から。
冷凍食品をつくる工場を訪問しましたが、連続式のフリーザーの性能に驚きです。冷凍食品製造のテクノロジーが、ライフスタイルの変化に影響を与えてきました。一方で、2020年春以降に、新型コロナウイルスが強制したライフスタイルの変化が、冷凍食品メーカーの経営に大きな影響を与えています。
日本冷凍食品協会のwebサイトにある統計調査結果が、おもしろいので紹介します。こんなふうにデータをまとめてもらえると、嬉しいです。
協会の調査によると・・・
1. 冷凍食品を利用している人が増加している(月に1回以上利用するのは、女性では87.7%・男性では85.1%)
2. コロナ禍を機会に冷凍食品の利用を開始あるいは再開した人は9.7%
3. 冷凍食品のヘビーユーザー(週2~3回以上利用)は、25~34歳女性で48.8%、同年代の男性で46.4%。65歳以上の女性で40.0%、男性で37.6%とかなりの割合。
左のグラフが冷凍食品の消費量推移です。近年は海外からの冷凍野菜の輸入量(青棒)が増加しているので、右肩上がりが強めですが、安定して冷凍食品の消費が増えているのは確かです。
コロナ禍で定着した、内食・個食・孤食といった新しい生活習慣は日本社会に根付いていくと思いますから、今後も冷凍食品のニーズは高まっていきそうです。
ところで、同じ統計に「冷凍食品の国内生産量上位20品目」というのがあります。何が、1位だと思いますか? 私は、餃子か?チャーハンか?と思ったのですが、結果は以下です。
トップ争いは、うどんとコロッケなんですね。ちょっと意外でした。