上位0.5%の人の収入が下位50%の合計より大きい

鈴木誠也がメジャーの月間最優秀新人賞を獲得しました。

 

鈴木誠也はシカゴ・カブスと5年で8,500万ドルで契約しました。契約時点の為替レートでは約100億円ですが、円安が進んだ今なら110億円を超えます。尚、1年目の今年は700万ドル(約9億円)だそうです。今日は、カープがジャイアンツに大勝(12-3)したので、プロ野球選手の年棒を調べてみました。

 

2022年の年棒1位は楽天の田中将大投手の9億円。2位がソフトバンクの柳田外野手の6億2千万円。3位が菅野投手、4位が阪本内野手(いずれも巨人)、5位が千賀投手(ソフトバンク)です。5人の合計が33億2千万円になります。

 

キリ数では、10位が4億2千万円のソフトバンク・ガルビス選手(誰?)。100位には阪神の秋山投手ほか11人が1億1千万円で並びます。

以下、200位の年棒は5000万円、300位で2800万円、400位は1800万円、500位が1200万円、600位になると900万円、700位が650万円、800位だと500万円、900位は360万円で、最も低いのが979位の220万円です。

尚、最低年棒はジャイアンツの育成登録でドミニカ出身の17歳の選手2名です。

 

プロ野球では一握りのスーパースターが富を独占します。年棒で並べると、べき乗則に沿った下位になるとなだらかなロングテールができるグラフになります。上位5人の年棒合計額は、下位500人の年棒合計を余裕で上回ります。

もし、あなたの仕事の報酬体系がこんなだったらどうでしょうか?

めっちゃ、やる気が出ますか?それとも・・・?