米の保管場所を新たに確保する場合には、ネズミ対策が重要です。
JAにお米を納めるのであれば心配はないのですが、最近は自社販売するケースが増えています。この場合は、自前で米を保管する倉庫を準備しなければなりません。新築するばかりではなく、空き倉庫を購入したり借りたりします。ネズミが侵入しないように、壁の穴や隙間を埋めたり、排水溝に網を貼ったり、いろいろ大変です。
![米俵ねずみ](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=341x1024:format=jpg/path/sa3592213af7de219/image/ia3fbfa3595a20660/version/1650696337/%E7%B1%B3%E4%BF%B5%E3%81%AD%E3%81%9A%E3%81%BF.jpg)
ねずみもいろいろで、建物に棲むクマネズミやドブネズミもいますし、里山にいるジネズミやアカネズミ、ヒメネズミなどもいます。
山口県のような地方ではネズミの数は多いですが、たいていは小さいアカネズミの類です。東京の都心でよく見かけるような大きなドブネズミはあまりいないと思います。
他に、このあたりで見かける哺乳類といえば、イノシシ、シカ、サルといった農業の害獣が気になります。
それ以外の動物としては、タヌキ、キツネ、ウサギ、ムササビ、イタチ、アナグマ、コウモリ、それにモグラくらいでしょうか。結構、いろいろ棲んでいます。
また、当地はコンビナート地帯でもありますが、工場のなかにも意外にたくさんの動物が棲んでいます。規則で、一定の規模の緑地を確保するように決められていますし、工場というのは人口密度が小さいので動物には生息しやすいのだと思います。夜勤のときなどに、茂みのなかから顔をのぞかすタヌキなんか、ちょっとキュンとします。
ただ、動物と人との距離が近すぎるので、山間の道路で轢かれている姿もよく見ます。
哺乳類は食物連鎖の頂点にあるわけで、いろいろな動物が棲んでいることは良いことなんだと思います。そのためには、自由に移動できるある程度の広さの生育空間が必要なのでしょう。道路で分断することは、罪なことだとは思いますが、こちら人間側の事情もあって難しいところです。