リーダーの力が試されているとき

ロシアのウクライナ侵略で、ロシアのプーチン大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領だけでなく世界のリーダーの力量が問われています。

 

30年ほど前に「EQ:こころの知能指数(Emotional Intelligence Quotient)」というのが流行したことがあります。働く人、とりわけリーダーには、IQ(知能指数)ではなくEQが重要であるということです。EQを簡単に言えば「心を適切に管理し、その心をうまく利用する能力」です。

 

EQコンピテンシー18
EQコンピテンシー18

EQには、①自己認識、②自己管理、③社会認識、④人間関係の管理という 4 つの領域と、関連する18 の EQ コンピテンシーがあります。働く人の資質は、この18のコンピテンシーを適切に所有することで高まるということです。

 

リーダーは、自分の心を自分で認識し、自分でコントロールし、メンバーの心を同じ方向に向けていき、組織としての力を何倍にも高めることができるのです。

簡単に言い換えると、「自分の心を知り、管理し、利用する+関係者の心を知り、管理し、組織として力を結集する」ということです。

 

リーダーがEQを使って行うのは、➀的確なビジョンを示す、②メンバーを指導・育成する、③相互信頼の関係をつくる、④民主的である、⑤メンバーに先導する・模範になる、⑥計画を立てて組織を指揮する の6つです。この6つが揃っている人(実際はそんな人はいないので、4つくらいでOK)が、組織を変革するリーダーとなります。

 

EQはどんなことろで働く人にも共通して重要です。さて、今の世界のリーダーのEQはどう評価されるでしょうか?