SDGsはアラカルト。自社で選べばよい

SDGsは17のゴール(目標)と169のターゲットで構成されています。でも全部に取り組む必要はありません。小規模事業者なら、169のターゲットから2つか3つを選べばOKです。

 

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。「エス・ディー・ジーズ」です。よく耳にする言葉だと思います。2015年9月の国連サミットで採択されたもので、2030年に達成する目標ですから、およそ半分の期間が過ぎようとしています。

 

国連広報センター「持続可能な開発」にリンク
国連広報センター「持続可能な開発」にリンク

SDGsは、世界が持続可能であるためにはどうしなければならないかという、とても素朴で根源的な問いかけに対する、現時点での現実的な行動目標を示しています。世界には200の国があり、国連をはじめとする数万の政府間組織があり、それ以上の国際非政府組織があり、会社法人は2億を超え、70億人以上の人がおります。

 

その圧倒的な数の国・機関・個人がみんなで取り組む目標を17に、ターゲットを169にまとめたわけです。日本という国の小さな会社がSDGsの全てを担う必要もありませんし、またできるはずもありません。

 

目標のなかで、自分の会社でもできること、あるいは取り組んでみたいことをピックアップしてみればそれで構いません。先ずは、SDGsの目標やターゲットを眺めてみて、共感できるものを見つけてください。

 

そして、取り組む際に大事にするのは「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」です。会社は営利組織ですから、最終的な利益につながらない活動はしてはいけません。一方で顧客の利益も損なってはいけません。さらに、社会や環境、働く人に負担になることもしてはいけません。その三方よしの活動のヒントがSDGsにはあります。

自社なりのSDGsをつくってみましょう。

 

参考 ☞ 環境省「持続可能な開発目標(SDGs)の推進」