黄金の国ジパングの金銀銅

政府は「佐渡島の金山」(新潟県)の世界文化遺産への推薦を決めたということです。

 

例によって、韓国のプロパガンダに対応しなければならないので、面倒なことではありますが、「佐渡島の金山」は世界文化遺産としての価値は十分にあると思います。できれば、同じく暫定リストに入っている「平泉の仏教遺産」も同時に推薦してもらえないかなぁ?奥州の砂金と佐渡の金鉱山で「黄金の国ジパング」が完成します。

 

今週2月4日に北京冬季オリンピックが開幕します。オリンピックと言えば、金・銀・銅メダルです。日本の世界文化遺産としては「古都奈良の文化財」に東大寺の大仏(銅造)が入っています。「石見銀山」も登録されました。今回の佐渡金山で、日本の金・銀・銅が揃います。

2022北京冬季オリンピックの金銀銅メダル
2022北京冬季オリンピックの金銀銅メダル

日本は、中世までは金・銀・銅など鉱物資源が豊かな国として知られていました。マルコポーロが「黄金の国ジパング」と呼んだのは、奥州平泉の藤原氏が作り上げた黄金文化によるものです。その後、足利義満が建てた金閣寺、織田信長の安土城の金箔瓦、豊臣秀吉の金の茶室と世界最大の金貨「天正大判」と、日本の金ぴか文化は続きます。

 

金ぴか日本を支えたのが「佐渡島の金山」や薩摩の串木野金山、伊豆の土肥金山など日本各地の金山です。とりわけ「佐渡島の金山」は特に技術の面で極めて貴重な文化財です。

 

実は、佐渡島鉱山では金と銀が採掘されました。日本最大の金銀鉱山である佐渡金山の鉱脈は、東西3,000m、南北600m、深さ800mに広がっていました。江戸時代から平成までの388年間に産出した金は78トン、銀2,330トンにもなります。この間に採掘技術は大いに進歩して、変化していったのですが、その進歩の課程を現在でも見ることができるそうです。

 

是非、一度行ってみたいなぁと思います。