視点を変えれば違って見える~ワクチン接種~

ジャンボ宝くじを1枚買えば1等が当たる確率は2000万分の1です。1000枚買えば、当たる確率は2万分の1になります。但し、30万円かかります。

 

60代男性が新型コロナウイルスに感染して亡くなる確率は約6000分の1です。60代男性の人口は約770万人で、新型コロナの感染者が2年間で1231人亡くなりました。7,700,000÷1231=6,255。年齢や性別が非公表の人が少しおられるので少々多めに見積もって6000分の1とします。これは6万分の10です。

 

ワクチン接種に感染予防や死亡者の減少の効果がほとんど無いことは、諸外国のデータが既に示しています。

それでも、専門家らしき人は、ワクチンには90%とか70%の効果があると言って3回目も4回目もワクチン接種を奨励します。

 

仮にワクチン接種に90%の効果があったとすれば、60代男性の場合に亡くなり確率が6万分の10から6万分の1に下がります。

つまり、接種する人にとってワクチンから得られる便益は6万分の9となります。

 

ワクチン接種の費用は税金で賄われますが、副反応で苦しむ(稀に重篤になったり死んだりします~60代男性でワクチン接種後に亡くなったのはおよそ50人~)のは接種した本人です。また、将来の副作用の影響が指摘されていますが、これを受けるのも本人です。

この便益とリスクの比較をしないといけません。

 

ワクチンの効果を90%と考えて3回でも4回でも打つのか、ワクチンの効果は最大でも6万分の9(実際はもっと低い)なのだから、宝くじにも当たらない自分には無用と考えるかは、人それぞれです。

 

なお、昨年1年間に亡くなった60代男性は78,971人です。これは、人口の1.03%に当たります。6万分の618です。人は新型コロナで亡くなるだけではなく、いろいろな原因で亡くなります。コロナ感染症が消失しても、6万分の618が、6万分の609や608に下がりません。ちょっと、身もふたもない話になりました。

 

ところで、高齢で既往症のあるハイリスクの人なら、ワクチンをどんどん打つべきですか?

最もハイリスクな90代男性ではコロナ感染者5208人のうち1368人が亡くなっています。26.3%です。大変な高率ですから、ワクチン接種は必須のように見えます。

 

しかし、昨年末に90代男性は日本に約59万人いますが、1年間に12万2千人が亡くなっています。既往症のある人も無い人も含めて20.6%です。

これをどう考えるかも人それぞれです。