石に関わる事業者さんを訪問しました。ちょっと、備忘を兼ねて書きます。
石は「火成岩」「堆積岩」「変成岩」の3つに分けられます。「火成岩」はマグマが冷えて固まってできたもの。「堆積岩」はれき・砂・泥などがたい積して固まってできたもの。「変成岩」は他の岩石が強い圧力や熱の影響を受けてできたもの。
![地質図(宇部市周辺)](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=341x1024:format=jpg/path/sa3592213af7de219/image/ibb46c1eece57bb76/version/1641936470/%E5%9C%B0%E8%B3%AA%E5%9B%B3-%E5%AE%87%E9%83%A8%E5%B8%82%E5%91%A8%E8%BE%BA.jpg)
産総研地質調査総合センターが運営している「地質図Navi」というサイトで、日本各地の地質図を見ることができます。
宇部市の地質図を見てみます。
真ん中に流れるのは厚東川です。厚東川の東岸北部にピンク色で示されているのは「火成岩」の花崗岩です。
花崗岩はマグマが由来ですが、地下の深いところでゆっくりと冷えて固まった石です。御影石が代表的な花崗岩です。
その下に暗い青色があります。「変成岩」の泥質ホルンフェルスです。硬いです。
暗い青色のなかに紫色が細長く見えるのは「火成岩」の蛇紋岩です。こちらは軟らかいです。
さらにその下の灰色は「堆積岩」で、ピンク色は「火成岩」の流紋岩です。
岩石の種類が豊富なことがわかります。
地質図Naviで日本列島全体をみると、中国地方でピンク色が目立ち、花崗岩が広く露出している(花崗岩が風化してできる真砂土が土砂災害の原因になる)ことがよく分ります。
関東平野に広がっている薄いグリーンは「堆積岩」です。また、中央構造線に沿って濃いグリーンの「変成岩」が見えます。
その他、細かくみていくと面白そうです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=683x10000:format=jpg/path/sa3592213af7de219/image/i04ef04dadcd3068a/version/1641935533/image.jpg)
前日のブログ< >翌日のブログ