コロナへの軽信は、科学は直感に反することが多いから

「軽信(ガリビリティー:Gullibility)」とは、人が簡単にだまされたり操作されたりして、不適切な行動をとる社会的知性の失敗。を言います。<Wikipedia>

 

イギリスの政治学者が、「政治家は有権者の理性に働きかけるのではなく、国民の軽信性に訴えかけるのだ。」と述べています。大衆民主主義制度をとっている国では、成功した政治家は押しなべて軽信性をうまく利用しています。

 

軽信、迷信、および狂信
軽信、迷信、および狂信

新型コロナウイルス感染症が、日本において怖い病気ではないこと、ワクチンに感染予防の効果がないことは明らかになっています。

 

ワクチンに関しては、接種そのものが危険であり、接種することでむしろ重症化リスクが高まるようだということも薄々わかってきています。

 

それなのに、何故、多くの国民が専門家とこれを利用する政治家やマスコミに、簡単に騙され翻弄されるのでしょうか?

 

人間は本質的に懐疑的で説得するのが難しい存在とされています。

しかし、相手が自らの信念を支持していると考えたときには、人間は虚偽の陳述を容易に受け入れることがあります。これが、政治家が軽信性を利用する際の心得です。

 

科学的な理論は多くの人にとって、その直感に反することが多いため、論理的であると判断した説明を優先して、直感を破棄することがあります。これを「直感的な信念」から隔離された「反射的な信念」と言います。

 

多くの国民は、風邪のウイルスを恐れて耐乏生活を送ることに、意味が無いどころか、むしろ被害を拡大させることを直感的には知っています。しかし、この直感的な信念に基づいた行動をとった人はほとんどいません。軽信性に支配される世界から、理性が支配する世界に戻る日がいつ来るのでしょうか?