「ロビンソン・クルーソー漂流記」で経済学の基礎を学ぶ

経済とは生産・分配・消費の3つが要素ですから、1人とか2人では成立しないと考えていましたが、ロビンソン・クルーソーの経済学というのがあるのだそうです。

 

ロビンソン・クルーソー漂流記の原題は、「自分以外の全員が犠牲になった難破で岸辺に投げ出され、アメリカの浜辺、オルーノクという大河の河口近くの無人島で28年もたった一人で暮らし、最後には奇跡的に海賊船に助けられたヨーク出身の船乗りロビンソン・クルーソーの生涯と不思議で驚きに満ちた冒険についての記述」と、とても長いです。

 

ロビンソン・クルーソー
ロビンソン・クルーソー

ロビンソン・クルーソー漂流記は、イギリスの小説家ダニエル・デフォーの小説です。モデルがいるとかいないとか、話題にはなりますがフィクションです。

小説の中のロビンソン・クルーソーは、なんと28年間に渡って、無人島で暮らします。

 

1人の生活では、生産と消費が一人の人で完結します。分配も1:1ですから調整をすることはできません。しかも、経済学で生産・分配・消費を繋ぐ貨幣(おカネ)がありません。それなのに、ロビンソン・クルーソーの経済学があるのです。

 

ロビンソン・クルーソーが島で生きていくためには、何らかの消費が必要です。食べ物や水を消費し、小屋や衣服を手に入れなければならないわけです。そこで、ロビンソン・クルーソーは労働という対価を支払って、これらのものを手にします。マルクスが「資本論」で労働価値論を説明する際に、ロビンソン・クルーソーを引用しています。

 

ロビンソン・クルーソーは難破船のなかで小麦を見つけます。彼は、この小麦を全て食べることをしないで、一部を畑をつくって撒きます。小麦は実って、最初に見つけた量よりも増えます。彼は、収穫した小麦を全て食べずに、畑を広げて、また撒きます。貯蓄と投資を繰り返して、ロビンソン・クルーソーは少しづつ豊かになります。

 

また或る日、ロビンソン・クルーソーは難破船で火薬を見つけます。ロビンソン・クルーソーは見つけた火薬を何か所かに分けて保管します。一箇所にまとめておいていると、大雨にあって濡れたり、誤って発火させたりして全てを失うリスクがあるからです。漂流記のなかで、ロビンソン・クルーソーはリスク分散を心がけます。

 

 いろいろと示唆に富んだお話ということです。