伊勢神宮でわかる。古来、日本では女性のほうが偉い。

眞子さまと小室圭さんの結婚に際して、宮内庁担当の女性記者さんの発言が気になりました。

 

圭さんは「男だから・・」「男として・・」というフレーズが何度も出てくるのです。この女性は大マスコミの上級管理職のようですから、セクハラ?体質なのかと疑います。皇室の大本は神話の神様につながるわけですが、古来、日本では女性のほうが偉いのです。「男なんて・・」「男くらい・・」というのが本当のところです。

 

千木(男神・女神)
千木(男神・女神)

この番組で、黒田清子さんのことも紹介されていました。眞子さまにとっては叔母様にあたります。清子さんは、現在伊勢神宮の祭主を務められています。

 

祭主という神職は伊勢神宮にだけあるものです。伊勢神宮で年に4回ある大祭に際して、天皇の意思を神々に伝達するというのが役割です。

戦後は皇族であった女子が、歴代の祭主を務めています。順当であれば、清子さまの後任の伊勢神宮祭主を眞子さまがお務めになるかも知れません。

 

ところで、神社には男宮と女宮があります。男の神様をお祭りする神社と女の神様をお祭りする神社です。神社の屋根の上にある千木と鰹木でお祭りしている神様の性別がわかります。

 

祭神が男神の神社は千木を外削ぎ(先端が地面に対して垂直)です。女神の神社は内削ぎ(水平)になっています。鰹木はその数が、祭神が男神の神社は奇数本、女神の神社は偶数本です。このルールは、日本の由緒正しい神社では厳密に守られています。

 

この唯一の例外が、伊勢神宮です。伊勢神宮の内宮は千木が内削ぎです。祭神は天照大御神で女性ですから、これは正しいです。外宮は千木が外削ぎですから、祭神は男神かと思うと豊受大御神(豊受気媛神)です。古来食を司る女神です。

伊勢神宮は、日本という国の本家本元みたいなところです。ここでも、女性がしっかり守っているわけです。

 

さて、ここから宣伝です。

先に、唯一の例外と書きましたが、もう一箇所例外があります。それが山口大神宮です。

山口大神宮は、永正17年(1520年)に大内義興が朝廷に申し出て、伊勢神宮の分霊を勧請した神社です。日本国内に伊勢神宮から直接分霊を受けた神社は山口大神宮だけです。「西のお伊勢様」として、西国に人々に親しまれています。もちろん、内宮と外宮の祭神も天照大御神と豊受大御神。千木の形も鰹木の数も伊勢神宮と同じです。

☞ 西のお伊勢様 山口大神宮

 

ということで、疫病退散! おいでませ!山口へ