ベーブ・ルースの最高年俸は4億円。大谷翔平はどうなる?

何かとベーブルースと比較されるが大谷翔平選手がオールスター戦でも大活躍です。

 

成績を比較した記事はたくさんありますが、年俸も比較してみましょう。ベーブルースの年俸は1930年・1931年にヤンキースで得ていた8万ドルが最高です。1930年のルースは35歳です。投手としては1試合だけ投げており完投勝利(失点3)を上げています。打者として、打率.359,49本塁打(1位)、136打点です。

 

ベーブ・ルース
ベーブ・ルース

ベーブ・ルースは投手として、通算94勝。打者として、通算714本塁打です。

 

ルースは確かに二刀流なんですが、1914年のプロ入りから1919年までのレッドソックス時代は主として投手、1920年にヤンキースに移籍してからは主として打者として活躍しています。

 

投手としてのピークは、22歳の1917年です。24勝(通算67勝)をあげていますが、この年の本塁打は2本(通算9本)です。

次いで、1918年に13勝と11本塁打、1919年に9勝と29本塁打の成績を残していますが、本格的にシーズン通して二刀流だったのはこの2年だけです。ここまでのレッドソックス時代を通算して、89勝と49本塁打でした。

 

1920年に25歳でヤンキースに移籍した後は、投手としては5勝(本塁打は665本)ですから、ほぼ打者に専念しています。

この1920年にヤンキースがルースに払った年俸が2万ドルだったそうです。前年のレッドソックスは1万ドルだったので倍増で移籍したわけです。

 

当時のアメリカ人の平均年収が1千ドルほどだったそうなので20倍です。仮に、今の平均年収を500万円とすれば、現代の感覚では二刀流時代の年俸は1億円(たった?)です。

それから、10年後の35歳のときに4倍の8万ドル(今の感覚で4億円?)まで年俸がアップしています。

 

2021年のMLBの最高年俸は、エンゼルスのトラウト選手(31歳)の39億円ですから、ルースのおよそ10倍です。27歳になった大谷選手の年俸は3億円足らずで、安すぎるという評価です。2年契約なので、来年の年俸は6億円弱で決まっているそうで、ルース超えは確実です。

もっとも、今年のスポンサー収入が少なくとも6百万ドル(6.6億円)あるということですから、既に軽々とルース超えしていそうですね。