勘違い。パンデミックで生保の業績が悪化!

健康被害を出す感染症が世界的に広がる「パンデミック」と生命保険業界との関連です。

 

感染症で多くの人が亡くなるわけですから、生命保険料の支払い額が増えて、生命保険会社から資金の流出が起こるような気がします。逆に感染症で亡くなることを恐れて、多くの人が生命保険に新規加入することで生保会社の業績がよくなるような気もします。

 

生命保険会社
生命保険会社

実際は・・・

☞ 「生保、デジタル移行遅れ 対面営業の限界鮮明 大手4社新契約、2年で4割減収(日経 2021/05/27)

 

生命保険会社の業績への新型コロナ感染症の影響は、病原性に関わるものではなく、人流抑制によるものでした。

 

「大手生命保険会社3社の昨年度の決算によると、新たに獲得した契約から得られる年間の保険料は、いずれも前の年度より減少した。減少率は国内の中核の事業会社の単体で、第一生命が31%、住友生命が13%、明治安田生命が10%でした。新型コロナウイルスの影響で去年4月と5月を中心に対面での営業を自粛したことや、世界的に低金利が続き外貨建ての保険商品の販売が減少したことなどが要因です。」

 

新型コロナウイルスの影響は、人の生命や健康そのものへのダメージではなく、社会的なダメージのほうがより大きいことの一つの証拠です。

 

生命保険という商品が、専門家・マスコミ・地方政治家が煽る”パンデミック”という状況にあっても人々の関心を集めることはなかったようです。また、生命保険は、営業の人が地道に顧客回りをすることでこそ売れる商品だということが改めてわかりました。

 

尚、生命保険会社の業績は保険料収支にはあまり影響されず、資産運用収支が支配的です。金利や株価の動きの見極めが、業績を左右します。

 

※ それにしても「人流」という新語は不思議なほど社会に受け入れられて定着しました。物流(物の流れ)に対しての人流(人の流れ)なんでしょうが、あまり風流ではないですね。