ラグビー人気をさらに盛り上げたい~グラウンドの芝生化を進めたい

ラグビー日本選手権の決勝をテレビで観ました。パナソニック対サントリーの一戦です。

 

パナソニックの福岡選手はワールドカップでも大活躍した日本のスピードスターです。この試合を最後に引退して、医学部に入って医師を目指します。サントリーのバレット選手はワールドラグビーのMVPを2度獲得したニュージーランド出身の選手です。この試合を最後に、帰国して母国のオークランドで次のワールドカップを目指します。

 

ラグビー日本選手権2021
ラグビー日本選手権2021

試合は、ボール支配率ではサントリーが上回る時間帯が多かったのですが、インターセプトなどのビッグプレーが出て、パナソニックが終始リードする展開になりました。

福岡選手の見事なトライ、松田選手の素晴らしいゴールキックなどで、一時はパナソニックが大きくリードしました。

 

その後、サントリーはバレット選手が巧みなランとキックでチームを牽引して追い上げます。

最後は、31対26の5点差で、パナソニックがサントリーを降して、6回目の日本一になりました。

 

この試合をずっと副音声で観ていました。副音声は、ラグビーの審判をしていた方によるルール解説です。ラグビーのルールは素人にはよくわからないので、親切な説明でとても助かります。近年、ラグビーのルールが大きく変わっていること、その変更によってスピーディーで面白いゲームになっていったことがわかりました。

 

ラグビーではもともと一人の審判(主審)が全ての権限を持ってジャッジしていたものが、現在は2人の副審との3人のチームとしてジャッジしているのです。さらには、映像で確認する審判(TMO)もいます。また、審判がゲームを途切れさせないように、選手に声をかけながら反則を未然に防ぐのは、サッカーなどでもよく見るようになりました。

 

ルールでは、22mラインの内側に自分のチームが持ち込んだボールをタッチキックしても地域を獲得できない、スクラムのオフサイドラインはスクラム最後部から5mとか、ラインアウトの人数制限がないとか、どれもボールの動いている時間を延ばし、タックルの回数を増やし、ラグビーの魅力を高めるような変更です。

ワールドカップの試合も興奮しながらは見ていたのですが、ルールについては今日の副音声解説を聞くまで、よくわかっていませんでした。実に、今のラグビーは面白いです。


ところで、話変わってグラウンドの芝生化です。昔はハゲハゲだったりめくれあがったり、という印象があった秩父宮ラグビー場の芝生ですが、今はフカフカで綺麗です。選手の素晴らしいパフォーマンスを引き出しています。

 

Jリーグの開幕以来、学校のグラウンドの芝生化を進めようという機運がありますが、なかなか進んでいません。子供たちが元気に走り回れる環境をつくるためにも、ラグビーやサッカーを楽しむ人口を増やすためにも、学校の芝生化をもっと進めてみたいものです。もちろん芝生化は、地球温暖化防止にも大いに効果が期待できます。

 

宇部市でも、ほんの少しづつですが校庭の芝生化がおこなわれています。もうちょっとスピードアップをお願いしたいなぁ。 ☞ 宇部市webサイト 校庭の芝生化