焼酎のお湯割り、お湯を先に入れる理由(わけ)

焼酎のお湯割りをつくるときに、お湯を先に入れて後から焼酎を注ぐほうが美味しいという説があります。調べたわけではないのですが、お湯先派の人の方が多いように思います。

 

実際、何故お湯先なのか疑問だったので、ネット検索してみると、「焼酎のお湯割りを作るときにお湯を先に注ぐ理由」お湯割りを作るときに、先にお湯を注ぐのには理由があります。というのがありました。理由として、3つのことが紹介されています。☞ たのしいお酒.jp


焼酎のお湯割り
焼酎のお湯割り

【理由1:焼酎とお湯がなじみやすい】

温かいお湯の上に常温の焼酎を注ぐと、温度差によって対流が生まれます。またお湯よりも比重の重い焼酎は自然に沈んでいくので、かき混ぜなくてもよく混ざり合い、全体の濃さや温度が均一になるので、おいしい1杯に仕上がります。

 

【理由2:風味がやわらかくなる】

焼酎をあとから注ぐと、香りがふんわりと立ち上り、味わいはやさしくまろやかになって飲みやすくなります。逆に、お湯をあとから注ぐと、アルコールが一気に揮発して刺激的な香りが立ち、味わいは少しとがった印象になります。

 

【理由3:温度を調節しやすい】

お湯を先に注ぐことで、適度にお湯の温度が下がり、飲みごろのお湯割りを作りやすくなります。また、酒器をほどよく温めることもできます。


理由1と理由3は、ちょっと微妙です。理由1は均一に混ざる、理由3は温度が下がる、というわけですから、焼酎先に入れてもマドラーか何かでグルっと回せば解決できそうです。

 

問題は(まぁ、問題でもないですが)は理由2です。

お湯先の方が、味わいが”やさしく、まろやか”になるというわけです。こうなると、試してみるしかありません。お湯先と焼酎先と2種類のお湯割りを用意して、飲み比べをしてみます。

果たして、どちらが美味しいでしょうか?また、みんなで飲み比べしたら、どれくらいの確率で当てられるものでしょうか?ちょっと興味があります。私には、全くわかりませんでした。

この味比べは格付王のGACKTさんでも当てられないような気がします。

 

何となくなのですが、焼酎のお湯割りのお湯先というのは、ミルクティーのミルク先からの連想なのかと思います。ミルクティーの正式な作り方は、予めカップに入れた冷たい牛乳に紅茶を注ぎ入れるという方法です。つまりミルク先です。

 

ミルクティーをミルク先にする理由は、牛乳は熱を加えるとたんぱく質が変性する(75℃くらいが境目)ので、紅茶先のほうが変性の程度が大きくなるので味わいが変わるのだそうです。この理屈は、どうも後付けのようですが、ミルクティーの味比べも試してみたいと思います。

 

さて、当地では、焼酎といえば芋や麦ではなく、米焼酎「寝太郎」が有名です。

お湯割りの焼酎とは芋や麦で、米焼酎はロックで飲むものと思っていました。しかし、先のサイトで、米本来の旨味を楽しむには、お湯割り(温めて飲む)が最適とありました。コロナ禍ですが、ちょっとお出掛けして、飲み比べをしてみましょう。

自粛ムードですが、そもそもお酒は少しの背徳感も味わいですから、小さなお店でちょっと杯を傾けるのはいい感じです。

 

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