日本の工場が萌えるのはパイプラインが複雑だから

一昨日の続きですが、山口県には4つのコンビナートがあります。

 

現在、石油コンビナート等災害防止法に定める特別防災区域は、全国に88か所が指定されています。そのうち5つが山口県にあります。工場の景色を愛する行為やそういう人たちを「工場萌え」と呼ぶそうです。山口県の工場は、瀬戸内海に映える夜景の美しさで評判ですが、昼に観ても美しいと思います。

 

工場(周南市)
工場(周南市)

「工場萌え」という場合は、主に素形材(金属鉄鋼・化学品・窯業など)を生産する大工場が鑑賞の対象になると思います。

 

そういう工場は世界中にあるのですが、萌えるのは、やはり日本の工場です。

中国でも同じような製品を製造する工場はありますが、あまり萌えません。欧米の工場はドイツでしか知りませんが、やはりトキメキは小さいような気がします。

 

何故、日本の工場で萌えるのか?というと、パイプラインが他の国の工場と比較して複雑だからだと思います。(個人の感想です。)

 

素形材の工場では、液体やガス、それに粉粒体を輸送するために多数のプラント配管が縦横に設置されています。日本人のエンジニアは、この配管のレイアウトにとても細かく心配りをしてこだわります。

 

日本では、工場と住居の距離が近いといったこともあるので、漏れたりすることが無いように安全性に優れたレイアウトを追求します。熱膨張や水撃などの影響を排除するために、いろいろな対策を講じます。また、工場の敷地にも余裕がないので、メンテナンス性を考慮した配管構成を予め考えて設置します。

この配慮が、結果として複雑で美しいパイプラインをつくります。

 

このため、日本の工場は外から観ると複雑で、未来的な印象になります。工場夜景を見るときも、光の具合が絶妙にキラキラするのは、このパイプラインの複雑さが効果を上げているのだろうと思います。

 

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