コロナ禍で肺炎と認知症で亡くなる人が大幅に減った

人口動態統計で2020年11月の確報が公開されて、死因別死亡者数がわかりました。

 

2020年の1月から11月までの11か月間のデータです。日本は高齢化が進んでいるので、毎年死亡する人の数が増えていっていました。これが、コロナ騒動によって一転して、2020年の死亡者数は大幅に減少しました。11月までですと、1万4千人ほど減っていますが、例年通りですと2万人くらい増えるはずなので、3万4千人が亡くならずに11月を終えたわけです。

 

2020年1月から11月までの死因別死亡者数
2020年1月から11月までの死因別死亡者数

地方政治家・専門家・マスコミが、新型コロナをパンデミックだと不安を煽り続けていますが、これが日本の現実です。

 

表の中で、「特殊目的用コード」というのが、新型コロナ関連死のことになります。11月までですと、合計2,074人が亡くなられています。

 

死因で顕著に増加しているのは「自殺」です。近年は毎年約500人づつ自殺者が減っていましたから、差し引きでは、1千人がコロナ騒動による不安や孤立から、自らの命を絶ったものと想像されます。これも日本の現実で、本当に痛ましいことです。

 

一方で、死因の分類で顕著に減少しているのが、「呼吸器系の疾患」です。これは大半が、肺炎です。新型コロナウイルスは肺炎を引き起こすはずのですが、何故なんでしょうか?

まぁ、高齢者が風邪をこじらせて肺炎に進み、ときに亡くなるというのが一般的なので、マスクや活動の自粛は、風邪の予防には効果があったということだと思います。

 

また、「精神及び行動の障害」=認知症、「神経系の疾患」=アルツハイマー病やパーキンソン病など、で亡くなった方が減っている(増えなかった)ことも明確にわかります。

この理由は不詳ですが、本来の死因がこれらだった人の一部が、新型コロナ関連死に含まれている可能性もありそうです。(NHKスペシャルで放送された90歳代の認知症のコロナ患者さんの例などです。)

 

地方政治家・専門家・マスコミは、必死に不安を煽り立てることで、支持率があがり、収入が増えていきます。本来は、マスコミはともかく、政治家や専門家は国民の不安に対して「私たちがいるから大丈夫です」「私たちに任せて安心して生活してください」というのが、求められる役割と思うのですが?