国が統計を公開している438の指標のうち、山口県が1位のものが8つあります。
山口県統計分析課のwebサイトの「指標でみる山口県」というページにExcelファイルが添付されています。ちょっと面白いので、紹介してみます。前提として、山口県は人口では47都道府県の27番目、面積では23番目ですから、まぁ平均的な規模の県ということになります。
それでは、8つを順にみていきます。
最初に「高齢夫婦のみの世帯割合(対一般世帯数)」が15.06%で1位です。
山口県は高齢化率(65歳以上人口の割合)で全国で3位(34.3%)です。
次に「従業員1人当たりの製造品出荷額」「1事業所当たりの製造品出荷額」がともに1位です。山口県には4つのコンビナートがあり、大工場が進出しています。
4つ目は「ごみのリサイクル率」が全国1位です。几帳面な県民性ということか、高齢者が多いせいなのかは分かりませんが、よいことです。
5つ目は「人口千人当たりの住宅用電話加入数」というのが1位です。都会では住宅用電話に加入する人が減っているように思われます。山口県は素敵な田舎です。
6つ目から8つ目までは、ちょっと微妙な全国1位です。「常勤医師1人1日当たりの一般病院在院患者数」というのが1位です。医師1人当たりの患者が多いのは問題ですし、今はやりの”医療崩壊”を引き起こす懸念があるような気がします。
これに関連して、「被保険者千人当りの国民健康保険受診率」「被保険者千人当りの全国健康保険協会管掌健康保険受診率」というのがいずれも全国1位です。また、「有訴者率」は全国3位ですから、山口県の人は自分は具合が悪いと感じている人が多くて、病院によく通っているというわけです。まぁ、高齢化率が高いのが根本です。
ちょっと心配ですが、山口県の人が短命というわけでもなく、平均寿命は男性が30位、女性が31位と真ん中の少し下です。
というわけで、高齢者の入り口にいる我々は、健康に留意してお医者さんのお世話にならないように心がけましょう。
最後に意外な山口県の日本一を!
「都道府県名のなかで、最も簡単に書ける山口県~画数6画~」m(_ _)m
もうちょっとついでに、山口県の御当地ナンバープレートにあるのは、日本一のカルスト台地「秋吉台」と日本一のアーチ型木橋「錦帯橋」です。
というわけで、おいでませ!山口へ