ご注意を!総額表示は義務化されました

4月1日から、商品の価格を消費税を含めて表示する「総額表示」が義務化されています。

 

当地では、総額表示に対応できていない事業者さんがあります。知っている方ではないので、指摘したわけではないのですが、ちょっと心配です。義務化といっても、罰則があるわけではないので気軽に考えている方も多いかと思いますが、お店の信用に関わりますから、総額表示の徹底をお願いしたいと思います。

 

総額表示が義務化
総額表示が義務化

「総額表示」の意味は、税込価格の表示をしてください。ということです。

税込価格だけを表示してもいいのですが、本体価格を表示したうえで、税込価格を表示しても構いません。

 

今日(4月4日)の時点でも、税込価格を表示せずに「9,800円+税」となっている値札がかなりありました。

家庭に配られるチラシにもありましたし、ショッピングモールの店舗などでも税込表示のない値札があったので、ちょっと困ります。

総額表示についての確認をお願いします。

 

総額表示への移行に際して、ユニクロは(ジーユーも)、本体価格をそのまま税込価格にすることで約9%の実質値下げをおこないました。なかなか、思い切った戦略で、さすがユニクロですが、こうした店舗は少ないでしょう。

 

その他のお店はそのまま税込価格表示に移行しています。テレビCMの回転すしチェーンでは「1皿100円」が「税込110円」に変更されています。

実際の価格は変わらないと分かっていても、表示価格が100円から110円に変わると、値上がりしたように感じて購買意欲が減少するという説もありますが、どうでしょうか?回転すしで言えば、10皿食べていた人が9皿で止めようとは思わないような気がします。(もちろん、健康のためには9皿で止めていたほうが良いかもしれません。)

 

また、一部の事業者さんは総額表示をきっかけに価格是正(簡単に言えば値上げ)をしているようです。「9,800円+税」を「11,000円」にするような例です。消費増税のときも、うまく価格是正されていた事業者さんもありました。

コロナ騒動で、消費の形態も複線化しているので、今は価格是正のチャンスかも知れません。