職場で平日受診のハードルが下がった

コロナ騒動にも、少しはいいところがあって、職場での平日受診のハードルは随分下がったと思います。

 

職場で働いている人が、少々具合が悪いくらいでは、休みを取ってまで病院を受診するというのは憚られます。実際、私もサラリーマン時代に平日に病院を訪れた経験はほとんど記憶がありません。しかし、コロナ騒動のおかげで、かなりハードルが下がりました。新型コロナウイルス感染症には特異的な症状が明確にはないので、微熱や倦怠感、味覚嗅覚の異常など、何でも、とりあえずコロナも疑って、病院に行くようになりました。

 

受診
受診

多くの職場の雰囲気が、これまでと変わって、体調が悪いなら無理しないで休んでくれとなってきました。よいことです。

 

分散出勤やテレワークの導入は、勤務場所にこだわらない働き方を可能にしました。また、仕事が属人的でなくなる援けにもなりました。

いろんな人が、仕事を分け合い、代行できるようになる、多能工化が進みました。

多能工化は、企業の事業継続力強化のポイントの一つなので、事業者にとってもよい影響を与えます。

 

多能工化は、情報の共有をともなうので、業務の透明性が高まるといった副次的な効果もあります。場合によっては、従業員による不正や、不正まで行かなくても無駄遣いなどを予防する効果もありそうです。

 

いずれにしても、会社は従業員やその家族の健康を守ることを、基本方針に掲げることを躊躇しないことです。事実上、マスコミから個人ネットユーザーまで、各種の自粛警察が跋扈している状況ですから、無用な批判を受けるリスクもよく考えておかなければなりません。