コロナワクチンの効果は0.35%とも言える

欧米で接種がはじまった新型コロナワクチンの接種です。効果は90%以上との触れ込みですが、見方を変えると、また印象が異なります。

 

ワクチンの効果をはかった試験の内容が詳らかではないのですが、ファイザーの場合44,000人を対象にして試験をして、96人が新型コロナ感染症を発症した時点で、ワクチンには90%以上の効果が認められたということです。

 

コロナワクチンの治験
コロナワクチンの治験

仮に、44,000人を半々に分けた治験であったとします。ワクチン接種とブラセボ(偽薬)接種が22,000人づつだったと仮定して、94人が発症した時点で、90%の効果ということですから、ワクチン接種群での感染者が8人、ブラセボ接種群の感染者が86人とします。

 

もし、ワクチンの効果が長期間継続して変わらないとすれば、(94-8)/94=91.5%の効果があるということです。

44,000人がどんな人たちだったのか、感染した94人がどんな人でどんな症状なのかも分かりませんから、正確なことは不明です。

 

ここで、見方を変えてみると、ワクチン接種群で感染しなかった人は21,992人、ブラセボ接種群では21,914人となります。それぞれ、99.96%と99.61%となります。

つまり、ワクチン摂取しても、感染しない確率は0.35%下がっただけとも言えるわけです。

 

通常のワクチンは感染していない人が感染しないために接種するので、実感できる価値は90%ではなくて、0.35%のほうになります。また、新型コロナウイルスへ感染しても、必ずしも重篤な健康被害につながるわけではありません。軽症の人が圧倒的に多いです。

 

一方で、ワクチン接種には副反応の危険性があります。既に、強いアレルギーショックの事例が紹介されています。催奇形性など、長期的なリスクへの評価は、今後の何年間もはっきりはしません。