感染拡大。実効再生産数を計算してみた

コロナの最初の頃によく聞いた「実効再生産数」。1人が何人に感染させるかを表します。

 

実効再生産数が1より大きければ、感染者数は増えていく。1より小さければ減っていくというわけです。麻疹(はしか)は実効再生産数が大きくて、10くらいと言われています。我々世代では、近所にはしかに罹った子どもが出たら、はしかをもらいに行っていました。未就学の年齢でははしかは重篤にならないので、免疫をつけるためです。確かに、はしかはすぐに移ります。季節性インフルエンザの実効再生産数は1~3です。

 

新型コロナ感染症の実効再生産数
新型コロナ感染症の実効再生産数(~2020/12/13まで)

上のグラフが、厚生労働省が発表しているPCR陽性者の数から計算した実効再生産数です。

直近の12月13日のデータで、実効再生産数は1.10です。1を超えているので、感染者数は増えていくことになります。

 

3月~4月が第1波、7月頃が第2波で、11月半ばからが第3波でしょうか。

実効再生産数の動きから見ると、第3波は第1波や第2波よりも小さくて、既に収束に向かっているように見えます。

第3波の実効再生産数のピークは11月13日の1.40です。政府が、大阪府知事や北海道知事の圧力に押されて「勝負の3週間」と言い出した11月25日には既にピークアウトして1.17まで下がっています。要するに、ロックダウンしようが、Go Toしようが、あんまり関係はないと思われます。

 

まぁ、コロナ騒動というか、コロナ祭りには言いたいことはたくさんありますが・・。

新型コロナ感染症が、日本において、子どもが生まれなくなり、生まれた子どもに発達障害が増え、街に失業者を増やし、成人女性を中心にして自殺者が増え、老人の認知症を増やして、経済を破壊して、将来の大増税を約束するほどの病原性があるとは、到底考えられません。