STEM<STEAM<STEAMS・・どんどん増える

STEM教育というのは、1990年代に米国で生まれた教育モデルです。

 

STEMは、Science・Technology・Engineering・Mathematics(科学・技術・工学・数学)の頭文字です。国家の競争力を高めるためには、STEM人材の拡充をはかることが求められます。そのためには初等教育の段階から、自然科学への興味を喚起させて、一貫したSTEM教育の場を提供していこうという考え方です。

 

いつの間にか増える
いつの間にか増える

今日は、STEM教育について、コメントするわけではありません。

こういう頭文字を並べたモデルというのは、何故かどんどん増殖していきます。

 

最初の増殖は、eSTEMと、頭にeを付けたバージョンだったと思います。

eは、Environment(環境)です。科学技術の発展の前提として、環境について配慮するのは当然です。小文字のeを先頭につけるのは、納得できます。

 

日本の文部科学省は、現時点ではSTEAM教育と言っています。Aが追加されています。

文科省の資料で、AはArt(芸術)とされるものと、Arts(教養)とされるものが混在しています。科学技術と狭義の芸術(主にデザイン)であれば、まだなんとか理解できます。

しかし、科学技術によって創造的に社会に貢献するには、美術・音楽・文学・歴史などを含む教養全般を含んだSTEAM教育が必要ということでは、逆に何だかぼんやりします。人文科学系の先生への忖度でしょか?

 

さらには、STEAMS教育なんていうのも出てきました。最後のSはSports(体育)です。優秀な科学技術者でも、身体が資本です。もっとわかり難いのでは、STΣ@Mなんてのもあります。”Σ@”が何を意味するのか、説明することはできません。

 

ものづくりの現場では、2S活動(整理・整頓)がいつのまにか4S(+清潔・清掃)になり、さらに5S(+躾)となりました。最近では、6S(+習慣)がかなり広まっています。

事業場によっては、7S・8S・9S・10SとどんどんSが増えています。(さすがに11Sはまだ見ていませんが・・。)

 

子供の教育でも、会社の仕事でも、いろいろな分野が相互に関係しあって、みんな大事なのは確かです。しかし、それを全部並べるのであれば、意味が薄れてくるように思います。

それぞれの担当部門などからのプレッシャーもあるのでしょうが、目標を絞り込む勇気も必要な気がしています。