キャベツ(冬玉)で風邪予防

採れたてのキャベツをいただきました。キャベツの収穫が盛期を迎えています。

 

キャベツは春玉と冬玉があります。また、標高の高い一部地域では、夏玉もあります。春玉のキャベツは柔らかくてみずみずしくサラダなどに合います。冬玉のキャベツはしっかいしていて栄養豊富で煮込料理などに合います。

 

キャベツ
キャベツ(冬玉)

日本の野菜の生産重量で、最も大きいのはじゃがいも、二番目が大根、三番目がキャベツです。キャベツは、日本人が好きな野菜です。年間の生産量は約140万トンです。

 

日本で、キャベツの生産が多いのは愛知県・群馬県・千葉県の3県です。この3県で、65万トンのキャベツを生産していて、国内生産の45%くらいを占めています。

なかでも、群馬県の嬬恋村は1村で年間16万トン以上を出荷しています。キャベツの耕作面積が3000ha、農家1軒当り平均8haを栽培する大規模農業です。

 

山口県のキャベツ生産量は年々増えています。それでも年間1万トンを超えたくらいで、日本の1%にもなりません。キャベツは地中海原産の野菜ですから、瀬戸内海地域での栽培が増えてもいいかなぁと思います。(あんまり関係ないですかね)

 

キャベツは風邪(新型コロナも風邪の一種)の予防に効果がありそうです。身体に入ったウイルスを退治する白血球やリンパ球はビタミンCの働きで活性化します。

ビタミンCを重量当たりで豊富に含む野菜としては、ピーマン・ブロッコリー・ゴーヤが御三家(重量100g当り70~80㎎)で、キャベツ(100g当り40~45㎎)は第2グループになります。

 

しかし、ピーマン・ブロッコリー・ゴーヤとキャベツでは食べられる量が違います。どんなにピーマンが好きな人でも、100gも食べることはないでしょうが、キャベツの煮込み料理なら100gは余裕です。この時期の料理としてはお奨めでしょう。

尚、キャベツを茹でると、茹で汁のほうに半分くらいビタミンCが出ていってしまいます。キャベツは、スープ料理として使うのがベストです。