新型コロナ禍の日本(人口動態調査速報の継続観察)

厚労省から8月の人口動態統計の速報値が発表されています。観察をはじめて3ヵ月目です。

 

2020年8月の日本の出生数は75,724人です。昨年より2,857人減りました。3.6%の減少は大きな数字ですが、日本のトレンドからみれば比較的マイルドです。2019年に改元(令和婚)で結婚する方が増えた影響が続いています。

8月の死亡者数は111,591人です。新型コロナ騒動のなかですが、8月も超過死亡はありませんでした。但し、予測値との差異が813人と、かなり小さくなってきました。

 

日本の死亡者数(2020年8月まで)
日本の死亡者数(2020年8月まで)

厚労省の統計では、2020年8月の新型コロナウイルス関連死は185人です。8月の全死亡者に対する割合は0.166%でした。

 

つまり、8月に亡くなった人の99.834%は、新型コロナウイルス以外の原因で亡くなります。

本来、多くの人は何らかの感染症が要因となって亡くなるわけです。新型コロナの感染対策は、新型コロナ以外の感染症の予防にもなります。

 

8月の死亡者数が予測値付近まで増えてきたことに、2つのことが関係しています。

 

一つは、今年の8月が記録的な猛暑であったということです。記録的な猛暑というのは、毎年の表現ですが、また記録を更新しました。

このため、熱中症など暑さが要因になった死者数が増加したことが想像されます。暑熱をきっかけにした死因はたくさんあるので、正確な死者数は不明です。しかし、消防庁の統計によれば、8月の熱中症による緊急搬送が43,060人と2019年8月より6,305人(+17.2%)も大幅に増えていることから予想されます。

 

毎年8月の自殺者数推移
毎年8月の自殺者数推移

もう一つが、大きな問題ですが、自殺者の増加です。

 

警察庁の発表によると、8月の自殺者数は1,854人です。2019年8月より251人(+15.7%)増えました。

自殺者数は毎年減ってきていましたから、その予測値からは421人の超過乖離です。

この要因は、様々でしょうが、新型コロナ禍の影響も大きいことは想像に難くありません。

 

8月の自殺者数は、増加人数(251人)であっても、新型コロナ関連死の人数(185人)を大幅に上回っています。

 

新型コロナウイルスには、直接的に日本人の生命を奪うほどの病毒性はなさそうです。

しかし、専門家・マスコミ・政治家といった人が、新型コロナの毒性を増幅させていって、間接的には多くの日本人の生命を奪っていきます。