ホームページに社長の顔を載せることの是非

中小企業の場合、ホームページ上で、社長の顔や姿があるのは50%くらいでしょうか?

 

年商が10億円近い規模の会社で、ホームページ上を探しても社長の顔がどこにも見つからない場合は、ちょっと心配になります。なんとなくですが、トラブルが起こる予感がします。逆に言えば、社長の顔が見つかると、安心します。この規模の会社であれば、社長の顔が載っていないのは、確実にNGです。そこで、考えないといけないのは、もっと小さいな会社や個人事業の場合です。

 

社長顔出しの是非
社長顔出しの是非

web検索してみると、「ホームページには社長の顔を載せるべし!」という記事が、山ほどでてきました。

逆に、載せないで構わないという記事は、探した範囲ではありません。

 

強烈な記事では、ホームページに顔があるか否かで、「危ない会社」を見分けられるというものまであります。そんなことで、危ない会社と言われちゃ困ります。

 

「あなたはホームページに社長の顔が見える会社と見えない会社では、どちらの会社を信用しますか?」という質問には、一般社員や就職活動をしている学生の場合は、8割くらいが顔が見える会社を信用すると回答しています。同じ質問を社長さんにした場合でも、6割以上が顔が見える会社を信用すると回答しました。

 

こうなると、是非もなく、社長の顔は載せるべし!となります。

しかし、敢えて言えば、社長の性格と会社や事業の規模や業態によっては、社長の顔を隠しておくほうが良いこともありそうです。

従業員全員がクリエイティブな仕事をしている会社で、社長が会社を引っ張っているのではなく、たまたまそのときに役割として社長という肩書があると言った会社もあります。

何かの事情で、社長がとても高齢だとか、とても若いとか、という場合もあります。まぁ、高齢の場合は20年前の写真を使う手もありますが、若い社長(特に女性など)の場合は業種によっては顔写真の代わりにイラストなんかでもいかも知れません。

 

もっとも、ホームページで会社の信用度をはかるのは、サイト上の情報が適切に更新されていて、最新のものになているかのほうが重要な気がします。

つくったはいいけど、何年も放置されているwebサイトもたくさんあります。そうなると、顔写真の有無どころか、この会社の社長は今でもこの人かなぁ?と心配になります。