新型コロナ騒動はまだまだ続けるのか

「新型コロナ感染症の特徴として、高齢者は重症化して死に到ることがある」と専門家と称する方が、テレビで必死に訴えていました。

 

”新型コロナ”のところを、それ以外のたいていの病気に変えても成立するような気がします。他にも、「新型コロナの特徴として、2・3日で急激に症状が悪化するケースがある」「新型コロナの特徴として、症状が長く続くケースがある」などなど。まぁ、どんな病気でも、いろいろなケースはあるでしょう。専門家さんたちは、まだ必死に煽っています。

 

新型コロナ感染症(2020.09.30現在)
新型コロナ感染症(2020.09.30現在)

右のグラフが、9月30日現在の、日本の新型コロナ感染症での年代別感染者数と死者数です。感染者の累計が82,326人、亡くなった方は1,536人です。

 

 

亡くなった方のうち896人(58.6%)が80歳以上の方です。専門家の言われる、高齢者が重症化して死に到ることがあるというのは事実です。

一方で、20歳未満の死者はゼロです。20歳代の死者が2人、30歳代が6人です。新型コロナ関連死は、死の直接的原因が新型コロナ感染症であることを意味しませんから、他の疾病が原因で亡くなられた可能性は否定できません。そんななか、60歳未満まで広げても、9月末時点の死亡は76人です。

 

いずれにしても、年間140万人、月に10万人以上、毎日4000人近くが亡くなる日本においては、本来はあまり目立つ数とは言えません。

 

インフルエンザと新型コロナ
インフルエンザと新型コロナ

上のグラフの感染者を、2019年のインフルエンザでの死者数に変えてみました。

昨年1年間で、インフルエンザが直接の死因とされているのは、3,575人です。

 

この場合、インフルエンザが誘引した合併症などを含みませんから、新型コロナよりも、よほど多くの方がインフルエンザで亡くなっています。

しかし、インフルエンザを過度に怖がったりしませんし、感染症の専門家と言われる人が強く警鐘を鳴らすことはありません。

 

ついでなので、インフルエンザのところを肺炎と結核に替えたグラフも載せておきます。

肺炎と結核も2019年1年間の死者数です。新型コロナは2020年9月末現在です。

尚、2019年には、日本で合計で1,381,093人が亡くなっています。このうち、892,615人(64.7%)が80歳以上の方でした。

肺炎と新型コロナ
肺炎と新型コロナ
結核と新型コロナ
結核と新型コロナ