ウンカ禍、山口県のコメ作況指数が全国最低に

コロナ禍で、あまり県外に出ることがなかったので、なんとなくウンカ禍は九州から西日本一帯に広がっているものと思っていました。誤解でした。

 

農林水産省が昨日、2020年産水稲の作柄概況を発表しました。山口県は作況指数83と全国で最も悪い不良という結果になりました。ほぼほぼ、トビイロウンカの影響と思います。佐賀県と長崎県も作況指数93と不良ですが、台風の影響もあったと思います。

尚、全国的には台風の上陸がなく、東日本・北日本がやや良となりました。全国の作況指数は101となるそうで、山口県の悪さが目立ちます。

 

2020年コメ作況指数(9/15現在)
2020年コメ作況指数(9/15現在)

山口県の作況指数83は、記録的な日照不足があった1993年の80に迫り、史上2番目の不良となりそうです。下関市など西部が82と最も悪く、岩国市など東部が85、萩市など北部が88と、いずれも不良です。

山口県でも多少は台風9・10号による被害はありましたが、多くがトビイロウンカの大量発生が原因です。

 

山口県は昨年も日照不足の影響で作況指数94の不良でしたので2年続けての不良となりました(一昨年は104でやや良)。

コメ農家さんにとって、コロナ禍に加えてのウンカ禍で、たいへん厳しい年になってしまいました。

 

ウンカは漢字では浮塵子と書きます。まさに雲霞のごとく、大量発生します。

この場合の雲霞(うんか)は、雲や霞のことで、好い意味ですが、浮塵子は大迷惑です。

 

江戸の享保や天保の大飢饉はウンカ被害によるものと言われています。当時と比べれば、駆虫薬など農業技術も進歩していますが、対応できないほどの大量の飛来があったようです。

 

ところで、ウンカはトンボたちのエサになるわけですが、今年のトンボが特に多かったような印象がありません。田んぼで大量のトンボ(ヤゴ)を育ててウンカ対策にする、なんてことはできないものでしょうか?