ベラルーシはじゃがいも消費量世界一

ベラルーシでは、現職のルカシェンコ大領領が大統領選挙で圧勝しましたが、選挙に多くの不正があったことから、国民の抗議活動が続いています。

 

ベラルーシ
ベラルーシ

ベラルーシは、ロシアの西隣、バルト三国の南、ウクライナの北、西はポーランドという位置関係です。

内陸国で、面積は約20万㎢と日本の半分くらいで、人口は1千万人くらいです。

 

ベラルーシは、ソビエト連邦崩壊によって独立しました(1991年)。しかし、1994年に大統領選挙で勝利した、ルカシェンコ大統領による独裁が、四半世紀以上になっています。どういう理由かは、明確に理解できないのですが、人権が過度に抑圧されている状況が続いています。

 

ベラルーシで有名なのは、主食がじゃがいもだということです。ベラルーシの人のことを「じゃがいも人」と呼ぶほどです。

ベラルーシ人、1人当たりの年間じゃがいも消費量は約170kgです。日本人の約8倍です。

1日当たりで470g(通常サイズの男爵いも4個分)ですから、結構すごいです。

 

じゃがいもの消費量がこれだけ多いことから、じゃがいも料理のバリエーションも豊富だそうです。もっとも代表的な伝統料理は、じゃがいもパンケーキのような「ドラニキ」という料理だそうです。

 

ベラルーシにはとてもかないませんが、日本で最もたくさん栽培されている野菜がじゃがいもです。年間生産量は、約200万トンになります。米国産の輸入がわずかにありますが、国内需要はほぼ国産で賄われています。

この国産じゃがいものうち、2割に当たる約40万トンを、カルビー1社が調達しています。驚くべきことです。

 

じゃがいもは、ビタミンCなども豊富に含まれていて、健康食品です。ポテトチップスもおいしいですが、肉じゃが、コロッケ、ポテトサラダ、じゃがバター、・・、いろいろな料理で食べてみるとよさそうです。