メニュー、高いものから並べるか?それとも?

テレビ東京の人気番組に「孤独のグルメ」というのがあります。

 

輸入雑貨商の井之頭五郎(松重豊)が、仕事の途中で腹が減って、そこらの食堂やレストラン、喫茶店などに入って、一人で飯を食うというだけの番組です。正直言えば、何が面白いのかを説明することが難しい番組ですが、妙な人気があります。テレビ東京の番組は、こういう類のものが多いです。もっとも、原作はコミックスなんで、企画そのものは漫画家さんが考えたわけですが・・。

 

孤独のグルメ メニュー1
孤独のグルメ メニュー1

五郎は、毎回違う店に行くわけです。初めての店ですから、何を食べるのかをメニューを見ながら考えます。

 

確かに、五郎の健啖家なところも、心地よいですし、料理に対するコメントも興味深いところがあります。しかし、実は、このメニュー選びが番組の肝心なところです。

 

メニュー表と店の雰囲気、他の客の様子などの情報を吟味して、五郎独自の理屈を組み立てながら、最適な注文をあれこれ考えるのです。

 

孤独のグルメ メニュー選び
孤独のグルメ メニュー選び

五郎は、紙に穴があきそうなほど、一生懸命にメニューみます。このため、番組の中でメニュー表がちらちら出てきます。ちょっと気になります。

 

特に、気になるのが、料理の並び順です。まずは、ジャンル毎に分類されるのが普通ですが、そのなかでも、高いもの(お店のお奨め)から並べる、安い(シンプル)なものから並べる、わざと価格は混ぜ合わせて並べる、いろいろなケースがあります。

 

お店によっては、特に意識していなくて、メニューの改廃によって、偶然並び変わったようなものもありそうです。結果として、とてもわかり難いメニュー表も出てきます。

 

そのわかり難さのなかから、珠玉の逸品を探し出すのが番組の骨子ではあります。

しかし、五郎のように、一心不乱に、隅から隅までメニューを探索する人ばかりではないので、メニューの並びには、もう少し工夫があってもいいか?と思います。